JAL国際線に「ミャクミャクJET」アジア路線で万博機運醸成
日本航空(JAL)は6月2日、2025年大阪・関西万博の開催を記念した特別塗装機「JALミャクミャクJET2号機」(ボーイング787-8型機、機体記号:JA823J)を羽田空港の格納庫でお披露目した。アジア路線を中心とした国際線で、あす3日から運航する!
機体はビジネスクラス30席、エコノミークラス176席の計206席仕様で、大阪・関西万博公式キャラクターの「ミャクミャク」や同万博のロゴなどを、70枚のデカールを使って左右全体に描いた。デカールの貼り付けは国内とシンガポールで行われ、機体は5月31日午前10時38分に羽田空港に到着していた。
初便は6月3日午前1時55分東京/羽田発、マニラ行きのJL77便となる。その後は東京/羽田〜大連・上海/浦東・ソウル/金浦・台北/松山・ホーチミン線、東京/成田〜ホーチミン・バンコク線、大阪/関西〜バンコク・台北/桃園線などで2025年8月頃まで運航する。機内では特別デザインの紙コップ(全6種類)でドリンクサービスを行う。
お披露目会には、1970年の大阪万博開催当時に使用されていた4代目制服を着用した客室乗務員が登場。ミャクミャクとともにイベントに花を添えた。
▲JALの鳥取三津子社長
大阪・関西万博の開催に合わせた特別塗装機は2機目。第1弾はJ-AIRのエンブラエル190型機(機体記号:JA252J)を使用し、「JALミャクミャクJET」として2023年11月28日から国内線で運航している。お披露目会でJALの鳥取三津子社長は、「万博をさらに盛り上げたいという思いで国際線にもミャクミャクJETを就航させる。主にアジア各地を飛び回って万博をアピールし、たくさんのお客様をお連れしたい」と意気込みを示した。今後、JALの国内線機材を使用した3号機も登場する予定だという。
大阪・関西万博は、2025年4月13日から10月13日まで大阪・夢洲で開催される。同万博のサイトによると、ミャクミャクは細胞と水が一つになったことで生まれた不思議な生き物。赤い部分は細胞、青い部分は清い水を表現しているという。
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