JAL 燃油サーチャージを引き下げ 8月以降発券分 欧米往復4.2万円

日本航空(JAL)は、国際線の燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)を、8月発券分から引き下げる。
航空燃料のシンガポールケロシンの市況価格の2か月間の平均を、2か月間の為替レート平均で円換算した際の金額に応じて燃油サーチャージの徴収すると定めている。4月から5月までのシンガポールケロシンの市況価格は1バレルあたり平均79.60米ドル、1米ドル144.57円だったため、円貨換算額は11,507円となった。
8月1日から9月30日までの発券分の日本発旅程では、いずれも片道あたり、韓国・極東ロシア線は2,000円、韓国・モンゴル以外の東アジア線は5,000円、グアム・パラオ・フィリピン・ベトナム・モンゴル・ロシア(イルクーツク)線は6,500円、タイ・マレーシア・シンガポール・ブルネイ・ロシア(ノヴォシビルスク)線は10,500円、ハワイ・インドネシア・インド・スリランカ線は13,500円、ハワイを除く北米・ヨーロッパ・中東・オセアニア線は21,000円となる。
■燃油サーチャージ額(2025年8月~9月/日本発旅程・片道)
韓国・極東ロシア 2,000円
韓国・モンゴル以外の東アジア 5,000円
グアム・パラオ・フィリピン・ベトナム・モンゴル・ロシア(イルクーツク) 6,500円
タイ・マレーシア・シンガポール・ブルネイ・ロシア(ノヴォシビルスク) 10,500円
ハワイ・インドネシア・インド・スリランカ 13,500円
ハワイを除く北米・ヨーロッパ・中東・オセアニア 21,000円

 

🔍 燃油サーチャージとは?

「燃油サーチャージ(Fuel Surcharge)」とは、航空会社が燃料価格の高騰に対応するために航空券の基本運賃とは別に徴収する追加料金です。
2000年代初頭に国際的に導入され、現在も多くの国際線航空券で適用されています。

💡 なぜ必要?目的は?

  • 航空機の運航にかかるコストの中で、燃料費は大きな割合を占めます(約30~40%)
  • 原油価格(ブレント原油、WTIなど)の変動により、航空会社は燃料費の負担が増減
  • その変動分を乗客にも一部負担してもらうため、燃油サーチャージとして反映されます

✈️ 燃油サーチャージの特徴

特徴 説明
運賃とは別建てで表示される 例:「航空券 ¥50,000+燃油 ¥14,000+空港税など」
発券日ベースで適用される 旅行日ではなく、「購入した日」の基準で決まる
航空会社・路線・発着国で異なる 同じ区間でも航空会社が違えば金額も違うことがある
2ヶ月に一度更新が多い 日本発券の多くは、JAL・ANAなどが偶数月に更新(例:6月~7月、8月~9月)

📊 なぜ同じ路線でも金額が変わるのか?

~ これは多くの旅行者が疑問に思うポイントですだと思い、以下が主な理由です! ~

① 原油価格と航空燃料(ケロシン)の市況によって変わる

  • 燃油サーチャージは、航空燃料の指標となる「シンガポールケロシン価格」を基準に設定される(日本発券航空券の場合)
  • 価格が上昇すれば、次回改定でサーチャージも増額される

例:2024年8月改定で、1バレル=130ドル近くなれば、日本〜台湾でも1人往復 ¥14,000 → ¥22,000 になる可能性あり


② 為替レートの影響(米ドル/円)

  • ケロシン価格は「米ドル建て」→ 円安だと日本円での負担は増える
  • たとえ原油が安定していても、「円安」になるだけでサーチャージが増額されることもある

③ 航空会社の価格設定方針・吸収能力の違い

  • LCCや中東系キャリアは企業努力でサーチャージ無料/低額にしていることがある
  • 一方、日系キャリアやフルサービスキャリアは、安全性・サービス維持のためサーチャージを高めに設定

④ 出発国の制度が異なる

  • 香港・フィリピンなどは政府認可制:サーチャージの上限が定められている
  • 一方、日本発券は「各航空会社が自主設定」→ 同じ区間でも日本発→台湾台湾発→日本でサーチャージが異なることもある

📌 具体例(2025年6月時点/概算)

区間 航空会社 サーチャージ(往復)
東京 ⇄ 台北 ANA・JAL 約 ¥14,000~¥22,000(時期により変動)
東京 ⇄ 台北 スターラックス・エバー航空 ¥12,000~¥20,000(会社により異なる)
東京 ⇄ 台北 ピーチ(LCC) ¥0(燃油込みで設定)または別建て

✅ 旅行会社・お客様へのアドバイス

  • 「いつ予約するか」でサーチャージが大きく変わる可能性がある
    → 特に円安・原油高の時期は早めの予約がお得
  • お客様に伝える際は「航空券代金以外にも燃油サーチャージが加わります」と事前告知が大切
  • 往復のうち「日本発と現地発」のサーチャージが非対称になる場合もあるので注意
  • ビジネスクラス・ファーストクラスでは区間単価が高いためサーチャージも上昇する傾向あり

🧾 まとめ

ポイント 内容
燃油サーチャージは航空燃料価格・為替に連動
毎月変動することもある
航空会社・出発国・発券タイミングにより異なる
同じ路線でも金額が違うことはよくある
購入前に必ず「航空券代金+諸税+燃油」を確認
お客様へ正確な案内が重要

 

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