JAL東京/羽田〜シドニー線にファーストクラス設定 9月26日〜10月15日 777-300投入
日本航空(JAL)は、東京/羽田〜シドニー線にファーストクラスとプレミアムエコノミーを設定する。
9月26日から10月14日(現地発翌日)まで、機材をファーストクラス8席、ビジネスクラス49席、プレミアムエコノミークラス40席、エコノミークラス147席の計244席を配置した、ボーイング777-300ER型機に変更する。
現在は、ビジネスクラス30席、エコノミークラス156席の計186席を配置した、ボーイング787-8型機を使用している。同路線で唯一、ファーストクラスを設定することになる。
■ダイヤ
JL051 東京/羽田(19:40)〜シドニー(06:20+1)
JL052 シドニー(08:55)〜東京/羽田(17:45)
ボーイング777-300ERとは?
ボーイング777-300ERは、アメリカのボーイング社が製造する長距離ワイドボディ旅客機「ボーイング777」シリーズの派生型で、特に「航続距離延長型(ER = Extended Range)」として開発されたモデルです。
基本スペック
項目 | 内容 |
---|---|
初飛行 | 2003年2月24日 |
運航開始 | 2004年5月(エールフランスが初導入) |
全長 | 約73.9メートル(777シリーズ中最長) |
全幅 | 約64.8メートル |
全高 | 約18.5メートル |
最大離陸重量(MTOW) | 約351,500 kg |
航続距離 | 約13,650 km(7,370海里) |
最大巡航速度 | マッハ0.84(約892 km/h) |
座席数(一般的な3クラス配置) | 約314~396席 |
エンジン | GE90-115B(ゼネラル・エレクトリック製、推力最大115,000ポンド) |
主な特徴
長距離飛行に特化
「ER(Extended Range)」の名の通り、従来の777-300より大幅に航続距離が延びており、世界の主要都市間を直行便で結ぶのに最適です。
超高性能エンジン搭載
GE90-115Bエンジンは、世界最強の推力を誇るジェットエンジンの1つであり、離陸性能や燃費効率の高さも評価されています。
大型キャビンで快適性向上
ワイドボディ機のため座席配置にゆとりがあり、エコノミーでも比較的快適な空間が確保されています。ビジネス・ファーストクラスではフルフラットシートも導入されることが多く、長距離路線でも高い快適性が魅力です。
導入している主な航空会社(※一部)
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日本航空(JAL)
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全日本空輸(ANA)
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エミレーツ航空(世界最大の導入数)
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カタール航空
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エールフランス
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ルフトハンザ航空
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ユナイテッド航空
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シンガポール航空
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エティハド航空
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トルコ航空
よく使われる路線(例)
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東京(成田・羽田)〜ニューヨーク/ロンドン/パリ
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ドバイ〜ロサンゼルス
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シンガポール〜フランクフルト
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ソウル〜サンフランシスコ
後継機種と今後
ボーイング777-300ERは現在も多くの航空会社で主力機材として使用されていますが、後継機として「ボーイング777X(777-8 / 777-9)」の開発が進んでいます。777Xはより高効率で先進的な機材であり、将来的には777-300ERを置き換えていく予定です。
トリビア
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「GE90-115B」エンジンのファン直径は約3.25メートル。これは小型ジェット機の胴体と同等のサイズです。
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777-300ERは「双発機」としては離陸重量・航続距離のバランスに非常に優れており、四発機のB747シリーズの代替としても重宝されています。
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