エア・アスタナ 東京/成田〜アルマトイ線を来年3月開設 週2往復 A321LRで
エア・アスタナは、東京/成田〜アルマトイ線を2026年3月に開設する見通しを示した。
大阪・関西万博で開かれたBtoB商談会で、営業担当者が明らかにした。日本側での認可が得られた後、10月にも正式発表したい考え。日本地区総代理店には2019年にエア・システムを任命している。
便数は週2往復で、機材はビジネスクラス16席、エコノミークラス150席の計166席を配置したエアバスA321LR型機を使用する。日本、カザフスタン発それぞれ半数程度の利用を見込んでおり、特に高いビジネス需要を想定する。ジェトロによると、カザフスタンにとって日本は10番目に大きい投資国で、天然資源も豊富に有する。現在はウズベキスタン経由などが一般的で、直行便による所要時間短縮により観光需要の増加も想定する。
2024年8月には、日本航空(JAL)と共同運航(コードシェア)を実施することに合意している。エア・アスタナの東京/成田〜アルマトイ線や日本・カザフスタンの国内線の一部にとどまるものの、将来的にはエア・アスタナが乗り入れていない、アメリカ路線などに対象を広げたい考え。
エア・アスタナはカザフスタンの航空会社で、2001年に設立。中央アジアとコーカサス地域で最大の航空会社グループで、欧州や中東などに路線網を広げている。
東アジア最大の就航都市はソウル/仁川で、アルマトイからボーイング767型機で1日1往復、アスタナからエアバスA321LR型機で週2往復を運航している。この他にアジアには広州、北京、ウルムチへ乗り入れている。
🌍 カザフスタンの基本情報
1. 国の概要
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国名:カザフスタン共和国(Republic of Kazakhstan)
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首都:アスタナ(Astana)※旧名ヌルスルタン(2019〜2022年)
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最大の都市:アルマトイ(Almaty)
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面積:約272万 km²(世界第9位、中央アジア最大)
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人口:約2,000万人(2024年時点)
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民族構成:カザフ人(約70%)、ロシア人、ウズベク人、ウクライナ人、ドイツ人など多民族国家
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言語:カザフ語(公用語)、ロシア語(広く使用される)
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宗教:イスラム教(主にスンニ派)、ロシア正教など
2. 政治・経済
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政治体制:共和制(大統領制)
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通貨:テンゲ(KZT)
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経済の特徴:
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豊富な資源(石油、天然ガス、ウランなど)
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近年は農業、IT、観光分野にも力を入れている
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中国の「一帯一路」構想でも重要な拠点
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3. 地理・気候
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地理:中央アジアと東ヨーロッパの境界に位置。北はロシア、西はカスピ海、南はウズベキスタン・キルギス・トルクメニスタン、東は中国と国境を接する。
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気候:大陸性気候。夏は非常に暑く、冬は極寒。内陸国のため寒暖差が激しい。
4. 歴史
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遊牧民文化:古代から遊牧民が生活してきた地域。
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ソ連時代:1920年代からソビエト連邦の一部となる。
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独立:1991年、ソ連崩壊に伴い独立。
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近年:近代都市アスタナの発展、経済成長、外交での存在感強化。
5. 観光
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自然:天山山脈、アルタイ山脈、ステップ(大草原)、カスピ海
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名所:
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バイコヌール宇宙基地(人類初の宇宙飛行の発射地)
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チャリン渓谷(「中央アジアのグランドキャニオン」)
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アルマトイ近郊の山岳リゾート
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シルクロード関連の歴史的都市タラスなど
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✈ エアバス A321LR(Long Range)
1. 基本概要
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機種分類:ナローボディ(単通路)旅客機
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メーカー:エアバス(Airbus)
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初飛行:2018年
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ベース機種:A321neo
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特徴:「LR = Long Range」の名の通り、従来のナローボディ機では難しかった 長距離路線 に対応できる点が最大の特長。
2. 性能・仕様
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航続距離:最大約7,400km(約4,000海里)
→ 東京からならシンガポール、ホノルル、インドの主要都市まで直行可能なレベル。 -
座席数:通常 180〜220席前後(航空会社の仕様により異なる)
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最大離陸重量(MTOW):97トン
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エンジン:
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CFM International LEAP-1A
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Pratt & Whitney PW1100G-JM
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燃費性能:従来機に比べ燃料消費を約15〜20%削減
3. デザイン・技術的特徴
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追加タンク装備(ACT: Additional Centre Tanks)
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胴体下部に最大3つの追加燃料タンクを搭載可能。
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これにより「LR」仕様は長距離飛行が可能になっている。
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客室快適性
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機内幅は約3.7mで、ナローボディ機の中では広め。
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最新キャビン「Airspace by Airbus」を導入可能(大型収納棚、LED照明、静音性の向上)。
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4. 運航のメリット
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効率的な長距離運航
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これまでワイドボディ機(例:A330、B787)でしか飛べなかった距離を、より低コストでカバーできる。
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需要の小さい都市間を直行便で結ぶ「ポイント・トゥ・ポイント」運航に最適。
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環境対応:二酸化炭素排出量・騒音の低減により、次世代のエコ機材として注目。
5. 主な運航会社
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ヨーロッパ:TAPポルトガル航空(大西洋横断便)、アイスランド航空、SASなど
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中東:アーカン航空、サウジアラビア航空
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アジア:エア・アジアX、フィリピン航空など
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北米:アメリカン航空、デルタ航空、ジェットブルー航空(ニューヨーク~ロンドン線などに使用)
6. 今後の展開
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A321LRの後継・強化版として A321XLR(Extra Long Range) が登場予定(2025年運航開始見込み)。
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航続距離は約8,700kmへ延長。
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欧州~アジア、北米~中東の中距離直行便が可能に。
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👉 まとめると、A321LRは「中距離〜長距離に対応できるナローボディ機」 として、従来の航空路線網を大きく変革しつつある機材です。
特に「需要はあるがワイドボディでは採算が合わない路線」に投入され、路線開拓の自由度を広げています。
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