ANA 新客室仕様のボーイング787-9型機を11月以降に受領

全日本空輸(ANA)は、国際線向けの新客室仕様のボーイング787-9型機を11月以降に受領する。
客室は、ビジネスクラス48席とプレミアムエコノミークラス21席、エコノミークラス137席の計206席を設けている。
ビジネスクラスの「THE Room FX」は、Safran SeatsとAcumen Design Associateの協力のもとで開発した。シートピッチは103インチで「1-2-1」配列。個室ドアと壁を薄型化し、背もたれに曲線ラインを採用した。前向きと後ろ向きを互い違いに配置している。現行のボーイング787-9型機のシートと比べて横幅が広くなり、あらかじめ背もたれをリクライニングさせたプリリクライニング方式を採用。モニターサイズも24インチに大型化し、ワイヤレス充電やUSB-C/-A電源、AC電源、Bluetooth接続も採用した。
プレミアムエコノミークラスには、レカロ・エアクラフト・シーティング製の「R4」を採用した。6方向に調整可能なヘッドレスト、レッグレスト、フットレスト、プライバシーウィング、読書灯、ペットボトルホルダー、肘掛け下収納、AC電源とUSB電源を備える。一枚板のテーブルを採用し、テーブルに埋め込んだモバイルデバイスホルダーや、取り出し時に誤って手を離した際にも怪我のリスクを軽減できる設計を採用。通路側の肘掛けは簡単に持ち上げることが可能で、車椅子利用者のアクセシビリティにも配慮している。重量も最大10%削減した。シートプッチは2インチ拡大した40インチ、リクライニングも2インチ拡大した9インチとなる。タッチ式の15.6インチモニターを採用した。USB-C電源を搭載し、Bluetooth接続にも対応する。
エコノミークラスには、レカロ・エアクラフト・シーティング製の「R3」を採用した。6方向に調整可能なヘッドレスト、USB電源が一体化したモニターを設置したほか、足元の広さを1インチ拡大し、人間工学に基づくサポートを強化することで、快適性を向上させた。重量も約2キロ軽量化し、燃費削減にも寄与する。シートピッチは33〜34インチで、リクライニング量も2インチ拡大する。タッチ式の13.3インチモニターを採用し、コントローラーを廃止した。USB-C電源を搭載し、Bluetooth接続にも対応する。
ボーイング787-9とは?
ボーイング787-9は、アメリカの航空機メーカー・ボーイング社が開発した次世代型中型ワイドボディ旅客機「ドリームライナー(Dreamliner)」シリーズのひとつで、基本型である787-8の胴体を延長した派生型です。
基本仕様(スペック)
項目 |
内容 |
|---|---|
初飛行 |
2013年9月17日 |
就航開始 |
2014年8月(ニュージーランド航空) |
全長 |
約63メートル |
全幅 |
約60メートル(折りたたみ式ウィングチップ含まず) |
高さ |
約17メートル |
航続距離 |
約14,010km(7,530海里) |
最大離陸重量 |
約254トン |
標準座席数 |
約250~296席(航空会社・仕様により異なる) |
エンジン |
ロールス・ロイス Trent 1000 または GE GEnx-1B |
機体材質 |
約50%が炭素繊維複合材(軽量・高強度) |
特徴とメリット
1. 長距離・中規模市場に最適
787-9は、中規模都市間をノンストップで結ぶ長距離路線に適しており、従来機では難しかった航路を開拓できる点が航空会社にとっての大きな利点です。
2. 優れた燃費性能
ボーイング787ファミリーは、同等サイズの旧世代機(例:767)と比較して約20~25%の燃費削減を実現。環境負荷の低減にも貢献しています。
3. 快適性向上(乗客向け)
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客室の気圧設定が低く(標高1,800m相当)、乗客の疲労を軽減
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湿度が高めに保たれ、乾燥による不快感を軽減
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大型の電子シェード窓により明るさを段階的に調整可能
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静粛性に優れ、エンジン音・機内の振動が少ない
まとめ:なぜ787-9は人気なのか?
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中距離〜長距離に強く、汎用性が高い
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燃費が良く、環境にも配慮
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乗客の快適性が極めて高い
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航空会社にとっても収益性が高い
このように、ボーイング787-9は“新しい空のつながり”を可能にした次世代機として、世界中の航空会社に選ばれ続けています。













