ANA、成田-マニラ1日1往復に増便
全日本空輸(ANA/NH)は2月24日、6月末までの国際線運航計画の一部変更を発表した。羽田-ワシントン線など3路線の運航曜日を変更するほか、成田-マニラ線を増便し、1日1往復(週7往復)運航する。6月30日までの減便率は81%となる。 週3往復の成田-クアラルンプール線は、4月1日から曜日を変更する。成田発クアラルンプール行きのNH815便は、3月31日までの火曜と木曜、土曜発を、4月からは火曜と金曜、日曜発に変更。4月の現地発成田行きNH816便は月曜と水曜、土曜に変更し、週3往復を維持する。 成田-マニラ線のうち、週3便(3月1日から4月18日まで火金日)の成田発マニラ行きNH819便を、4月19日以降週7便に増便。マニラ発成田行きNH820便は週7便運航しており、6月末までの成田-マニラ線は1日1往復のデイリー運航になる。 週3往復ずつ運航する羽田-ワシントン線と羽田-ヒューストン線の2路線は、4月19日以降の運航曜日を変更する。ワシントン線は水曜発を木曜に変更し、19日以降は月曜と木曜、土曜に運航。ヒューストン線は金曜発を月曜に変更し、19日以降は月曜と木曜、日曜に運航する。 ANAは4月に計画していた72路線5187便のうち36路線983便を運航。5月は72路線5390便のうち34路線1005便を運航する。6月は73路線5177便のうち、運航は34路線971便にとどまる。2020年度計画便数に基づき算出した減便率は、いずれも81%となる。 2021年度の国際線事業計画によると、3月28日から始まる夏ダイヤでは2020年度と比較し16路線が運休や開設延期対象となる。開設延期は羽田発着のサンノゼとストックホルム、ミラノ、イスタンブール、モスクワの5路線。運休は11路線で、成田発着のサンフランシスコとニューヨーク、ウラジオストク、デュッセルドルフ、台北(桃園)、プノンペン、ジャカルタ、ムンバイ、チェンナイ、パースのほか、関西-香港線も対象となる。
Yusuke KOHASE